◆3番(
田口豊作君) それでは、
議案第115号に対する
少数意見を
報告いたします。 意見の要旨、
マイナンバーの事業については憲法上も人権的に大いに問題があり、人間の尊厳に関する事項であるので、
関連予算を計上した本
補正予算には賛成できない。 以上です。
○議長(
立川茂君)
少数意見の
報告が終わりました。 これより
少数意見者に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、
少数意見者に対する質疑を終結いたします。 以上で
委員長報告を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) 日程2、討論・採決を行います。 まず、
議案第115号につきましては、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 なお、討論の順序は、まず原案に賛成の方、次に原案に反対の方の順に行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 (
発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 3番
田口議員。 〔3番
田口豊作君 登壇〕
◆3番(
田口豊作君) それでは、
議案第115号に対する討論を行います。 この
補正予算には、
保育士の確保、園の整備を初め
市民生活に大切な事案が多くあります。これらのものに反対の立場ではありません。しかし、一点見過ごせないのが
個人番号制、いわゆる
社会保障と税の
共通番号制、これが含まれていることです。いわゆる
マイナンバー制度です。 2016年1月から実施されましたが、いまだに低い
取得率であります。憲法の
人権条項に触れると指摘もされ、既に導入されている米国や韓国では、何千万人という単位で情報漏えいし、深刻な成り済まし被害も出ています。このようなセキュリティー上も市民を守れない内容が含まれていることから、本
補正予算は承認できない。 以上です。
○議長(
立川茂君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (
発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 (
発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 それでは、
議案第115号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕 ありがとうございます。 起立多数であります。よって、
議案第115号は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) 次に、
議案第116号から
議案第129号までの14件を一括して採決いたします。 本案に対する
委員長の
報告はいずれも
原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、
議案第116号から
議案第129号までの14件はいずれも原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) 次に、
議案130号につきましては討論の通告がありますので、これより討論を行います。 なお、討論の順序は、まず原案に反対の方、次に原案に賛成の方の順に行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 14番
中西議員。 〔14番
中西裕康君 登壇〕
◆14番(
中西裕康君) 私は、
議案第130
号備前市新
庁舎建設(
建築主体)工事の
請負契約の変更について、反対の立場から討論をいたします。 まず、
地方自治法第96条第1項で
普通地方公共団体の議会は次に掲げる事件を議決しなければならないと定めています。それは、15項目あるわけでありますが、全てを御紹介することは差しおいて、その中の5、その種類及び金額について政令で定める基準に従い条例で定める契約を締結することとされています。 まず、契約の
締結権限については
原則執行機関に属し、
地方自治法第96条第1項第5号においては、その種類及び金額について政令で定める基準に従い、条例で定める契約を締結することを議会の
議決事項として定めています。 その趣旨は、重要な契約が
地方公共団体の
財政運営に与える影響を考慮して、契約が
住民代表たる議会の意思により適正になされるために
議決事項として必要とされているものであります。
地方自治法は、重要な契約について条例を指定し、個々の
契約ごとに議会の議決が必要としているわけであります。そして、その種類及び金額について、政令で定める基準については
地方自治法施行令第121条の2を受け、
備前市では
備前市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例を定めているところであります。 その第2条によれば、
地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決に付さなければならない契約は、
予定価格1億5,000万円以上の工事または製造の請負とするということが明らかに定められているわけであります。地方の議会においては、
特例事項を設けている議会もありますが、
備前市議会はその特例は設けていないものであります。 さて、今回の事案を振り返ってみますと、
備前市議会第4回
定例会議案細部説明書13ページによれば、1点、2点、4点、5点目は設計のミスが指摘されます。しかし、問題は3点目の新
庁舎建設にあわせて購入した
駐車場用地について、
庁舎建設用地で発生した
建設残土を搬入し、
敷地造成工事を行っています、この点であります。 御承知のように、
議案第130
号備前市新
庁舎建設(
建築主体)
工事請負の変更は、今
定例議会に上程中で、
議会議決されていないにもかかわらず工事が既に行われている、いや、済んでいるのではないか。
議会議決を
経ずして予算が執行されたとするならば、当然これは
違法行為となり、工事は無効となるのが当たり前であります。法律を犯してまでしなければならない理由は何なのか。問題は、
議会軽視というレベルだけではなく、
地方自治法第96条、法律を犯していることであります。 私は、ここに議員としてこの点を指摘し、そして
天網恢々疎にして漏らさずと伝えて、長い間私を育てていただきました
備前市議会最後の私のこの議場での
反対討論とさせていただきます。
○議長(
立川茂君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 1番
藪内議員。 〔1番 藪内 靖君 登壇〕
◆1番(
藪内靖君) それでは、賛成の立場で討論をさせていただきます。 本来ならば、変更は正式な手続を経た後着手、
臨時会を開き、
事案ごとに変更の議決を経てから実施されることが大原則であると理解しております。このたびのれんが
ルーバーの
意匠変更、
天井ルーバーの
仕様変更、
建設残土の
処理方法の変更などは全て改良、改善であって、決して改悪ではないと思います。 規模が違い過ぎるので、同様に扱うわけにはいきませんが、自宅を新築する際、壁紙の色であるとか、最近ですと
EV車を想定しての
駐車場にコンセントを取りつける等々、途中で気づき、間に合うのであれば変更、追加したいと考えることも少なからずあるのではないかと思われます。今後、数十年間は使用されるであろうことを考えますと、設計当初の意匠や仕様を変えることは決していいことだとはいたしませんが、やむなしの部分もあるかと思います。 また、
IT業界のそれの比ではありませんが、
建築業界の商品も日進月歩で大きく変化していますので、いい提案があれば検討し、取り入れることはよいことではないでしょうか。
建築工事において、安全、工期が重要であります。
設計どおりにすれば、
工程どおりにすれば問題はありません。しかし、そのような中でもよりよいものを、少しでも
経費削減をという2点を常に考え、努力されているとお聞きしました。
設計ミスではないのかと繰り返し発言されたことに私は違和感を覚えました。これらは決して
設計ミスなどではなく、
設計変更であると思います。そして、それらは改悪ではなく、改良であると思うのであります。御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
立川茂君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 (
発言要求者なし) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (
発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 それでは、
議案第130号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕 ありがとうございます。 起立多数であります。よって、
議案第130号は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) 次に、
厚生文教委員長からお手元の
継続審査申し出一覧表のとおり、現在
委員会において
審査中の事件につき、
会議規則第111条の規定により、閉会中の
継続審査の
申し出があります。 お諮りいたします。
委員長から
申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、
委員長から
申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) 日程3、
委員会視察報告を行います。
総務産業委員会及び
厚生文教委員会において実施されました
所管事務に関する
委員会視察について
報告書が提出されておりますので、
委員長からの
報告を願います。 まず、
総務産業委員会からの
報告を願います。
石原総務産業委員長。 〔
総務産業委員長 石原和人君 登壇〕
◆
総務産業委員長(
石原和人君) それでは、
総務産業委員会の
視察報告をさせていただきます。 本
委員会は、
委員7名、随行の
執行部2名、
事務局1名とともに11月14日、福島県
会津若松市において
水道施設の
DBO、すなわち
デザイン・ビルド・オペレート方式による
管理運営についての調査を実施いたしました。調査の詳細につきましては、お手元の
報告書に記載しておりますので、ごらんいただきたいと思いますが、まとめを御紹介させていただくことで御
報告にかえさせていただきます。
会津若松市の
滝沢浄水場の
更新整備事業は、
DBO方式によって当初見込みの費用対効果を大幅に向上されたことは大いに評価できるもので、本市へも導入に値すると感じました。
地域経済活性化の観点から、
事業者の
選定基準に
地域貢献の項目を加え、
市内業者へは累計54社、約10億円の
下請額が拠出されたこと、
事業者試算ではありますが、約45億円の
経済効果がもたらされたとの説明は、
委員の関心を集めました。
整備更新事業を担う
企業グループと、
送配水事業を担う
地元事業者が出資して設立したSPC、
特別目的会社に委託する
システムの中で、業務へのモニタリングや懸念される職員の
技術力低下の課題にも
取り組みがなされています。 本市においても、
水道技術者の不足や
技術力継承の課題をクリアするため、
会津若松市以上の
取り組みと慎重なる対応を求めるところであります。 以上で
総務産業委員会の
視察報告を終わらせていただきます。
○議長(
立川茂君) 以上で
総務産業委員会からの
報告を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) 次に、
厚生文教委員会からの
報告を願います。
中西厚生文教委員長。 〔
厚生文教委員長 中西裕康君 登壇〕
◆
厚生文教委員長(
中西裕康君) それでは、
厚生文教委員会の
視察報告を行います。
調査年月日は、
令和元年11月6日から7日、
調査場所は愛知県大府市及び千葉県浦安市、
実施者は
厚生文教委員7名と
事務局1名でございます。
調査事項は、大府市が「
健康都市おおぶ」みんなの
健康づくり推進条例について、浦安市が
地域包括ケアシステムについてでございます。 調査の詳細につきましては、お手元の
報告書に記載しておりますので、ごらんください。 結びを御紹介し、
厚生文教委員会視察報告にかえさせていただきます。 まず、大府市について、
条例制定により
執行部の事業の促進が図られていることには意義があると感じています。また、
条例制定にかかわる
議員全員の
意思統一がなされている姿勢は見習いたいものであります。当
委員会でも
条例案を発議し、制定すべきと強く感じる一方、
条例制定が目的であってはならないとも感じております。
備前市が教育だけではなく、子供からお年寄りまで恒久的な
健康づくりが行われるような健康にもっと力を注げる自治体になるため、当
委員会としてもしっかりと時間をかけ、
各種団体と
協議調整を行い、生きた条例を制定すべきであると考える次第であります。 次に、浦安市について、
介護保険の財源は有限であり、制度が不安定化する中では住民の意思を積極的に聴取し、
地域住民が制度を補っていく体制を整えるのが必要であると感じます。
備前市内全域で市民が望む町を市民がつくり上げること、その中で
高齢者が社会参加し、新たな担い手の創出にもう一役買うことになるでありましょう。難しい問題ではありますが、当市においても
介護保険制度を市民に理解してもらい、
市民参加を促すことで地に足のついた
地域包括ケアシステムを構築することが重要であると考えます。 以上で
厚生文教委員会の
委員会視察報告を終わります。
○議長(
立川茂君) 以上で
厚生文教委員会からの
報告を終わります。 以上で
委員会視察報告を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) この際、市長から御挨拶の
申し出がありますので、お受けいたします。
田原市長。 〔市長
田原隆雄君 登壇〕
◎市長(
田原隆雄君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶をさせていただきます。 去る11月27日から開会いたしました第4回
定例会におきまして、提案いたしました案件につきまして適正に議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。
議員皆様方には
市民福祉向上と市の発展のために、我々
執行部に適切な御提言、御提案や議論を深めていただきましたことに対し、深く敬意を表します。
議員各位からいただきました貴重な御意見、御提言につきましては、今後の
市政運営に反映してまいりたいと考えております。 ことし一年を振り返りますと、何といいましても新天皇が御即位され、新
元号令和となった特別な年でございました。
備前市におきましても、ことしも数々の
行政課題に取り組んでまいりました。その中でも、待望の映画「ハルカの陶」の上映が
イオンシネマ岡山を初めとして、全国で上映が始まっております。
備前焼の魅力や作陶に情熱をかける
作家像、そして
ロケ地伊部や市内の町並みが美しい映像を通して映し出され、感動を呼ぶとともに、
大変好評をいただいております。 また、
モンベル社との共催で行いましたSEA TO SUMMITも初開催でありました。地元の皆さんの温かいおもてなしもあり、里海、里山の魅力を十分堪能いただけたよいイベントになったと感じております。ただいま春の開催に向け、関係諸団体と準備を協議しているところでございます。 さて、来年は東京オリンピック・パラリンピックで日本列島が沸き上がる年になろうかと思います。
備前市にとりましても、合併15周年と閑谷学校創学350年を迎え、そのような節目の年になります。2月には庁舎が竣工、10月11日には合併15周年記念とあわせた落成記念式典を予定をいたしております。市民の皆様から御寄附をいただいた
備前焼陶板や議会議事堂、大会議室レリーフや玄関モニュメントなど、市のシンボルである
備前焼を配し、市民の皆さんと誇りを喜びたいと考えております。 また、来年は田原市政集大成の年でもあります。同時に、次期総合計画、総合戦略を作成すべき時期にも当たります。市民の皆さんには、その概要を説明する使命があると考えております。 少子・高齢化、人口減対策は、全国の自治体の共通課題でございます。持続可能なまちづくりを目指すためには、地にしっかり足をつけた
取り組みをするほかに道はございません。
市政運営は、
執行部と議会が一体となって足並みをそろえ、オール
備前で取り組んでいって初めて前に進むものと考えております。今後もきずな、夢、感謝を胸に、市民の皆さんの夢や声を議会に諮ってまいりますので、議員の皆様方の御理解、御支援をよろしくお願いをいたします。 結びに、年の瀬を迎え、寒さが一段と厳しさを増すとともに、何かと忙しい時期になりましたが、
議員皆様方におかれましては、くれぐれも御自愛をいただきまして、御多幸な新年をお迎えくださいますようお祈りを申し上げます。 また、令和2年が
備前市と
備前市民にとってよりよき年になりますよう御祈念いたしまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。1年間ありがとうございました。
○議長(
立川茂君) 市長の御挨拶が終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) 閉会を前に、私からも一言御挨拶を申し上げます。 本
定例会は、11月27日の開会以来、24日間にわたり、提案された案件について終始慎重な御審議をいただき、最終日を迎えることができましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。
執行部の皆様には、各議員から出されました御意見を十分に尊重され、本
定例会で成立いたしました諸
議案の適切な執行はもとより、
市民生活の向上を期して適正なる行財政の運営に一層の御尽力をお願いいたします。 さて、昭和49年8月以来、さまざまな議論を尽くしてまいりましたこの議事堂で開催される
定例会は、これが最後となります。自来、市民の希望を託され、公正に運営される市議会であれと常に本議場を見守ってくれたこの
備前焼レリーフに込められた願いを決して忘れることなく、新たな議事堂においても
備前市発展のため、我々議会の使命を果たしていきたいと思います。 最後になりますが、厳冬に向かいます折から御自愛くださいまして、皆様そろって御多幸な新年を迎えられますよう御祈念をいたしまして、御挨拶といたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
立川茂君) それでは、これをもちまして
令和元年11月第4回
定例会を閉会いたします。 皆さん、長期間にわたり御苦労さまでした。 午前10時08分 閉会 上記
地方自治法第123条第2項の規定により下記に署名する。
備前市議会議長 立 川 茂
備前市議会議員 土 器 豊
備前市議会議員 川 崎 輝 通
備前市議会議員 中 西 裕 康...